2018年4月18日水曜日

SteamVR Pluginを使用したアプリが開発環境以外で正常に動作しなかったときの対処法

SteamVR Pluginを使用してアプリを開発し、それを開発環境以外で起動したら視点がおかしなことになったのでその解決方法をメモしておきます。

結論から言うと、起動した環境のSteamVRのバージョンが古かったということです。

どのような問題が起きたかというと、「SteamVR Pluginを使用して作成したアプリを開発環境以外で起動すると、視点が通常よりも高い位置(2.5mくらい)になってしまう」というものでした。
開発はUnity2017.3.1にAsset StoreでダウンロードしたSteamVR Pluginを導入して行っていました。



解決に向けて色々と試しました。
・他のコンテンツを起動してみる
  → 問題なし
・何回か起動してみる
  → 10回すべて問題あり
・再度ルームスケールのセットアップをする
  → 解決せず
・ルームスケールではなく「立位のみ」にする
  → 解決せず
・作成したexe入りのフォルダをCドライブ直下に置いて起動してみる
  → 解決せず

色々試して解決しなかったので、Twitterでなっつーさんに相談したところ「Steam VRのバージョンが古いのでは?」とのアドバイスを頂きました。
SteamVRのメニュー>ヘルプ>SteamVRとは のバージョンを調べてみると確かに開発環境のバージョンと異なっていました。

※画像ではOculu Riftがセットアップされていますが実際に問題を確認したのはHTC Viveです


SteamVRの最新バージョンはこちらで確認できます。

SteamVRを最新にする方法ですが、SteamVRをアンインストール後ポップアップで表示される「SteamVRをインストール」では最新バージョンがインストールされないことがあるので、Steamを立ち上げてライブラリから「SteamVRをインストール」を選ぶと良いかもしれません。(細かく検証していません)

そして最新バージョンにして起動したら問題なく動きました!

なっつーさんありがとうございました。SteamVRを完全に理解していてスゴイ!


開発環境以外での挙動がおかしかったらSteamVRのバージョンを確認してみて下さい。ではまた。
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