周りを見渡せばみんな美少女アイコン……
自分もカワイイアバターほしい~~~!!!
観光スポットで美少女自撮りしたい~~~!!!
ということで、オリジナルモデル作成経験のある同僚から助言を聞きながら作ってみました。
先に出来上がったモデルを使った動画を貼ります。
私のオリジナルアバターを作ってもらいました!— しちE / 織本 寿々音 (@shichi_14) August 27, 2019
名前は織本 寿々音(おりもと すずね)です。
キャラクターデザイン:ハッカ スイ(@hakkasui_)様
モデリング:たんぽこ(@tarzan7kpo)様
ありがとうございました! pic.twitter.com/DfI4FsJBca
こちらはキャラクターデザインもモデリングも私自身では行っていません。
それではどうやって作り上げたのかを説明していきます!
※名前や金額の掲載については各クリエイターさんから許可を頂いております。
キャラクターデザイン
デザイナーさん探しはSkillots(スキロッツ)というクラウドソーシングサービスを利用しました。
依頼するデザイナーさんが決まっていなかったので、クライアント(私)が案件を提示してクリエイターさんがそこに応募するという「見積もり募集」機能を使いました。
提示内容は「キャラクターを作成する目的/概要」、「納品ファイルの仕様」、「支給可能な資料」、「予算」、「希望納期」、「著作権の取扱」などです。
「キャラクターを作成する目的/概要」については率直に3Dモデル向けのキャラクターデザインと三面図作成といった感じです。
何に使用するのかも書いたほうが良さそうです。
また、どんなキャラデザにしたいのかも書きました。
性別、種族、身長、年齢、雰囲気は基本要素として、自分のこだわりポイントを入れました。みんなにもあるよね?
私の場合はサイバーな感じと和風なものが好きなので、近未来×和を入れました。
「納品ファイルの仕様」についてはPSDを要求しましたが、結果としてはPNG形式だけでも良かったです。
必要なファイルは三面図と表情集にしました。
三面図は裸の状態、下着の状態、服を着た状態のパターンを指定しました。
裸の状態もあるとモデラーさんが作りやすいです。(裸の状態と下着の状態はまとめてもいいかもしれません)
人物の三面図には一般的にAポーズとTポーズがありますが、モデラーさんに先に聞ける状態ならばどちらで描いてもらうと作りやすいかを聞くといいです。
表情は10種類とし、喜怒哀楽やジト目などを指定しました。
画像サイズは指定しませんでしたがモデリングする際に認識できるサイズならば問題ありません。(私の場合は約7000x5000でした)
「支給可能な資料」は私は募集時には提示しませんでしたが、クリエイターさんが決まって意見出し中に「こういうネオンや機械が近未来っぽくていい」という画像や動画のURLを送りました。
可能であれば先に出したほうがいいです。
「予算」については最低金額と最高金額の幅で提示できます。
私の場合は3万円~4万円にしました。(お財布事情が厳しい方は税込みでの予算なのか税抜きでの予算なのかを書いたほうがいいです)
この金額内で応募されるクリエイターさんもいれば金額をオーバーして応募されるクリエイターさんもいました。
ただ、オーバーした方はちゃんとした理由を記載してくれました。
「希望納期」については指定しませんでした。
この案件は完全に趣味で急ぐ必要は特になかったので。
「著作権の取扱」は著作権をクライアントに譲渡する形にしました。
デザインの著作権をもらわないと契約時に書かなかった用途に使用する際に毎回クリエイターさんに許可を取らないといけなくなるのでこうしました。
また、この案件のデザインについてクリエイターさんのポートフォリオや提案資料などに使用して問題ない場合は募集時に書いておくといいです。(私は納品後に伝えました)
このような内容で一週間ほど募集をかけました。
1日経たずに1人、2人と応募者が増えていき予想以上の応募がありました。
どれも綺麗なデザインをする方ばかりで不採用通知を送るのが心苦しかったです……
えっ、複数人に依頼すればいいじゃんって?……それは一理ある
その中で選んだ基準は色使いと目です。
今回は一点物のデザインなので目を引く色使いができ、キャラクターの要である目が印象強く描ける人がいいと考えました。
そうして選考を重ねた結果、ハッカ スイ(@hakkasui_)様に依頼することに決めました。
クリエイターさんから送られてくる見積もりを承認をしたら、Skillotsにある個別プロジェクトルームでテキストチャットをしながら進めていきます。
デザインの要件を詰めた後にラフが上がってきたので、修正要望を数回出しました。
修正要望は文字よりも画像に書き込みをして添付した方が伝わりやすいのでオススメです。
デザインに納得したら清書作業になり、そこで問題なければ検収で終了となります。
そして完成したデザインがこちらになります!
カワイイの権化か?
ハッカ スイ様は予想以上に作業が早く、見積もりを承認してから検収まで約2週間でした。
しかもデザインが私のツボをついてくるので本当に凄いです。
例えば腰と胸に付いている板状の花飾りや光るメッシュはこちらが詳細を指定せずに上がってきたので最高でした。
帯のリボンも可愛くてシルエットがはっきりするので好きです。
名前は「織本 寿々音」です。
他と被らず和風でカワイイ名前にしたかったのでこの名前にしました。
モデリング
モデリングは同僚の知り合いであるたんぽこ(@tarzan7kpo)様に依頼することにしました。
こちらは間にクラウドソーシングサービスは通さず個人間でのやり取りをしました。
初めにTwitter DMでポリゴン数や表情のパラメータなどのモデルの条件、シェーダーと揺れもの設定は自分でも行えること、モデルの権利などを提示して料金と納期の見積もりを依頼をしました。
料金は15万~20万円とのことでしたので、見積もりに了承して作業を開始してもらいました。
連絡手段はTwitterだとpng画像を貼っても粗いjpg画像しか取得できなかったため、後からDiscordに移行しました。
顔→体→服装→テクスチャ→ボーン&ウェイトペイントの順で作ってもらったので画像、Blender、必要があればUnityでその都度確認しました。
Unityの知識がない人はそのことをモデラーさんに伝えて支援してもらった方がいいです。
顔の造形はニコニ立体などで公開されている他のモデルと見比べてみて大きな違いがないか確認したり、リボンの形状はこんな感じに実際に紙を折って写真を送ったりしました。
たんぽこ様も作業スピードが驚異の速さで、依頼から約6日で仕上がりました。(急いで作ってくれとは言っていません)
AGL値がカンストしているのかな???
しかも三面図とほぼ同じでめっちゃカワイイんだが???
神か???
仕上げ
Unityでのシェーダー、揺れものの調整とTwitter動画用のモーション適用、動画制作は自分で行いました。
シェーダーと揺れものはVRM用とVRChat用の二種類を設定しました。
VRM用はMToonとVRM Spring Bone、VRChat用はユニティちゃんトゥーンシェーダー 2.0とDynamic Boneを使用しました。
比べてみるとこんな感じです。
そしてVRChat用のモデルにAnime Girl Idle Animations FreeとKawaii Motion Vol.1のモーションを組み合わせて撮影し、DOVA-SYNDROME様から音楽をお借りして、最初に貼ったTwitter動画が出来上がりました。
総括
QOLが上がりました。
TwitterアイコンやSlackアイコンを超自分好みの美少女にしたらそりゃあ上がるでしょ。
また、Skebというサービスで寿々音ちゃんを描いてもらって目の保養にしています。
ファンアートもありがたい……!
もちろん自撮りもしてます。
"ザ・サイバー空間"って感じの自撮り pic.twitter.com/Dbv9Ki0Ovd— しちE / 織本 寿々音 (@shichi_14) September 7, 2019
今日は朝釣りして海で泳いで温泉に入ったよ!初めて原付き乗ったけどなんとか運転できた! pic.twitter.com/cE1A27afbJ— しちE / 織本 寿々音 (@shichi_14) September 20, 2019
VTuberは好きですけど別にVTuberになりたくてモデルを作ったわけではなく、VRChatや今後増えていくであろうVRMを利用したアプリで遊ぶのが目的です。
また、自分に権利があるモデルという安心感は結構ありますね。
みなさんも自分専用のアバターを作ってもらってはいかがでしょうか?
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